話を戻します。
もともと、私たちは上雷古銭をシングルファインドとして考えてきました。
実際、上雷古銭は一枚一枚の古銭が地表に散乱した状態で発見されています。
しかし、実際にシングルファインドなら、寛永通宝などの江戸時代の銭貨が一緒に発見されないのは少しおかしいです。
そこで、私たちが現地調査を行った結果、上雷古銭は本当は一括出土銭である可能性が高いということが判明しました。
では、なぜこのような仮説にたどり着いたのか?