情報工学創造実験2について

(2006.10.1)


情報工学創造実験2とは
4年生後期に実施する実験です。通常の実験と異なり、1つのテーマについて時間を掛けて取り組むことができます。実験は15回(ガイダンス他を含む)で、最後に全体発表があります。
実験に使える時間は十分にあるので、普段できないことを試すチャンスです。
評価方法
評価方法は実験室ごとに違います。ここでは高橋の評価方法について説明します。
  1. 取組姿勢
    「ただ出席していればよい」というわけではありません。実験は積極的に参加することが大切です。居眠り、雑談は欠席と同様です。取組姿勢は定期報告の内容と実験時間の過ごし方で評価します。
  2. 理解力・判断力
    オリジナルのアイデアは、理解力・判断力として評価します。他人とは一味違う仕事は、とても貴重ですので高く評価します。
  3. 目標達成
    定期報告における「次回までに解決すべき問題点」とその解決状況を基に
    • 設定した目標は適切であるか
    • 設定した目標に到達したか
    を評価します。
    また、全体発表の前に室内発表をします。発表時間、発表内容、問題点を検討した上で全体発表に臨みます。
    室内発表の出来具合も「目標の達成」の判断材料とします。

  4. 報告書
    報告書としてつぎのものが必要です。これらはすべてwebページとして作成し、公開します。
    (1)概略計画
    • この実験の目的はなにか
    • どのようなテーマについて実験を実施するのか
    • 最終的な目標はなにか
    等を表形式にまとめ、webページとして公開する。
    (2)研究計画
    • いつまでに
    • なにをやるか
    等を表形式にまとめ、webページとして公開する。
    (3)定期報告
    • 実験の内容・経過
    • 実験の結果
    • 現在の問題点
    • 次回までに解決すべき課題
    • 次回の予定等
    等を表形式にまとめ、webページとして公開する。
    実験を行った次の週の月曜日を締切とします。期日までに定期報告がない場合は、その週のポイントはつきません。
    (4)最終報告書類 通常の実験報告書と同じ形式で作成する。
    印刷物として提出する必要はなく、データとして提出する。Sun Microsystem StarSuite、OpenOfficeまたはMicrosoft Wordを使用してもよい。
    実験内容がソフトウェア系である場合は、作品と報告書に加えて、ソフトウェアドキュメントを添付する。ソフトウェアドキュメントはソフトウェアのメンテナンスのために必須です。
    内容のある仕事をすれば報告書もそれなりの分量になるはずです。
    ハードウェアに関する実験は行わない。

  5. 口頭発表(全体発表)
    全体発表をみて、複数の情報工学科スタッフが判断します。情報通信実験室に配属された学生の口頭発表は高橋が評価するわけではありません。

追加事項

定期報告
定期報告は、Web pageを作ってください。さらにWeb pageを再編集して室内発表資料に利用することもできます。定期報告のWeb pageは高橋研究室からリンクを張ります。
なお、Web pageやmailのために必要なアカウントはこちらで用意します。

【Web pageを作成する際の注意】
  1. top pageはpublic_html/index.htmlになる
  2. 文字コードはUTF-8を使用する。
  3. 学生のtop pageは、
    • http://nt.hakodate-ct.ac.jp/~takahasi/students.html (本年度の卒業研究・課題実験のページ)
    • http://nt.hakodate-ct.ac.jp/~takahasi/labo/4j.html  (歴代課題実験のページ)
    からリンクを張ります。
  4. リンクは相対パスで指定すること
  5. ブラウザやOSに依存しないで正しく表示できること

室内発表
室内発表は、全員が行うことを前提にしています。
「室内発表をしない」という選択も可能ですが、全体発表でどのような結果になるか想像してください。
発表内容が著しくしている場合、準備が不足している場合、プレゼンテーション資料がない場合は、減点します。室内発表をすることで、減点対象となることもありえます。