EclipseでHello World !!

2005/7/20


Eclipseをつかう

Eclipseを起動して、「Hello World !!」しましょう。

  1. Eclipseを起動すると、ワークスペースが選択できます。デフォルトでは/home/username/workspace等になっています。H8開発環境として整備したディレクトリを指定することで、最初にテストした「Hello World !!」を使うことができます。


  2. ファイル-新規-プロジェクトを選び、開発プロジェクトを新しく作ります。


    開発プロジェクトは「スタンダード Make C プロジェクト」にします。


  3. プロジェクト名はhelloにします。


    パースペクディブがC/C++以外になっている場合は、 パースペクディブをC/C++に変更します。
    すでにパースペクディブにC/C++が指定されている場合は、この質問はありません。


  4. 最初に作成したMakefileやhello.cがプロジェクトに登録されます。


    Makeファイルに問題があるそうです。
    CDTではMakeファイルに が必要です。Malefileを修正しましょう。コンパイル後にコピーコマンドでhello.elfを/tftpboot/にコピーするのも面倒なのでMake時にコピーするようにします。
    ## hello.c
    clean :
            rm -f hello.o hello.elf
            
    all : hello.elf
    
    hello.elf : hello.o
            h8300-elf-gcc -Wl,--section-start=.stack=0x400 -B /home/j00300/H8/MES2.0b3/local/h8300-elf -L/home/j00300/H8/MES2.0b3/app -mint32 -mh -T /home/j00300/H8/MES2.0b3/app/h8pic.x -nostartfiles /home/j00300/H8/MES2.0b3/app/h8piccrt0.S -o hello.elf  hello.o -lmes_h8
            cp hello.elf /tftpboot/
    
    hello.o : hello.c
            h8300-elf-gcc -B /home/j00300/H8/MES2.0b3/local/h8300-elf -I /home/j00300/H8/MES2.0b3/app -mint32 -mh -fPIC -O2 -c hello.c

  5. 「自動的にビルド」は解除します。先頭のチェックマークを消してください。
    Java言語による開発では便利な機能ですが、C/C++言語による開発ではMakeに失敗することが多いので、「自動的にビルド」は使いません。


  6. プロジェクトをビルドします。
    ビルドのようすはConsoleに表示が出ます。


  7. hello.elfは/tftpboot/にコピーされたので、AKI-H8/3069で確認します。
    AKI-H8/3069を再起動します。再起動したので最初にテストしたhello.elfは消えています。
    tftpコマンドでhello.elfをダウンロードし、実行します。


  8. 端末(gnome-terminal)でminicomを使うこともできます。
    AKI-H8/3069で日本語(UTF-8)を扱うこともできます。
    (minicomのメッセージはsjisなので文字化けします。)



AKI-H8/3069の開発はEclipse+CDTでできるようになりました。これ以降の開発はEclipseで開発を行うこととする。