三元図・三角ダイアグラム

2010/11/24


gnuplotで三元図を描く

永樂通寳30枚について成分分析を行った。分析結果を三元図にプロットする。
目盛や軸タイトル他がないので後で描画スクリプトを修正する。
  1. テキストエディタ他でデータファイルdata.datをつくる
    右から銅(Cu重量%)、鉛(Pb重量%)、スズ(Sn重量%)、資料番号の順に記述する。 各項はタブで区切る。
    319388.69	171028.94	80856.48	1
    316780.4	232322.32	60923.01	2
    249636.77	267384.06	61774.25	3
    
    
    		・・・途中省略・・・
    
    358191.44	197154.57	75191.93	98
    474283.54	137445.52	70665.67	210
    398224.75	138597.82	90708.21	215
  2. 三角ダイアグラム作成スクリプトternary.gplをダウンロードする。

  3. gnuplotで三角ダイアグラムを描画する。
    コマンドラインからgnuplot...を実行する。
    画像ファイルが必要なときはconvert等で適当な形式(png他いろいろ)に変換する。
    画像ファイルの確認はeog(eye of gnome)等を使う。
    gnuplot ternary.gpl;convert -rotate 90 ternary_gpl.eps ternary.png;eog ternary.png
    gnuplotを実行

  4. eogで三元図を表示する。
    三元図を確認

表計算ツールOpenOffice.org Calcで三元図を描く

gnuplotでは使いにくい方は表計算ツールを使うことができる。ただし、Microsoft ExcelやOpenOffice.org Calcには三元図を描く機能はない。 三元図らしきものを大まかに描く程度に限定してほしい。
目盛線がないので、成分比いろいろ変えた点(100,0,0),(90,10,0)..(,0,100,0),(0,90,10),.(0,0,100),(10,0,90)..を描き目盛線とする。
軸名は「図形描画」機能で追加した。画像加工ツール等で軸名や目盛線などを追加することもできる。
A B C D E F G H I
成分1 Cu 成分2 Pb 成分3 Sn 資料番号 Cu% Pb% Sn% x y
319388.69 171028.94 80856.48 1 55.9% 29.9% 14.2% 0.421 0.484
測定結果を入力 E=A/sum(A:C) F=B/sum(A:C) G=C/sum(A:C) H=1-0.5*E-F I=sqrt(3)/2*E

加工前軸タイトル・目盛線を追加
三元図

三元図


参考
http://staff.aist.go.jp/a.noda/programs/ternary/ternary.html