CentOS6.2 インストールDL-DVDをつくる

2012/3/27

インストールDVDは2枚

最近のCentOS6.x(x86_64)はインストール用DVDが2枚になった。

CentOS-6.2-x86_64-bin-DVD1.iso 16-Dec-2011 11:50 4.1G
CentOS-6.2-x86_64-bin-DVD2.iso 16-Dec-2011 11:50 1.2G

「DVD2はOpenOffice.org関連だからなくてもどうにかできる」らしいのだが、できればDVD-R DL,DVD+R DLなど2層DVD1枚で済ませたい。
ちなみに、Debian6.0.xではDVD8枚をDLBD(2層Blu-ray Disk)1枚にまとめたisoファイル(33GB)があった。

準備

インストールDVD(DL)はCentOS5.7上で作成した。implantisomd5(後述)を無効化すればFedora14でもインストールDVD(DL)を作成できる。

「複数のインストールCDをまとめて1枚のDVDをつくる」というスクリプト(mkdvdiso.sh)があるらしい。
このスクリプトには/usr/lib/anaconda-runtime/implantisomd5が必要になる。
su -
yum install mkisofs anaconda-runtime
cd /home/download/iso/centos/
wget http://isoredirect.centos.org/centos/build/mkdvdiso.sh

スクリプトを編集して/usr/lib/anaconda-runtime/implantisomd5を無効化することは可能である。
implantisomd5はDVD(PVD application_data領域)にMD5を書き込む。implantisomd5を省略するとapplication_dataはブランク(0x20)になる。
implantisomd5(anaconda-runtime)はCentOS基本パッケージにあるが、Fedora基本パッケージにはない。

DVDx2 → DL-DVD

では、さっそくCentOS6.2(x86_64)インストール用2層DVD(DL-DVD)をつくってみよう。
注意事項
  1. mkdvdiso.shは管理者権限で実行する。
    使い方:sh ./mkdvdiso.sh (原材料のパス)　(生成するisoファイル)
  2. 原材料になるisoファイル(CD,DVD)は1つのディレクトリにまとめる。相対パスで指定してもよい
  3. 生成するisoファイルは絶対パスで指定する。 
echo "CentOS Download"
mkdir centos62;cd centos62
wget http://ftp.riken.go.jp/Linux/centos/6.2/isos/x86_64/CentOS-6.2-x86_64-bin-DVD1.iso
wget http://ftp.riken.go.jp/Linux/centos/6.2/isos/x86_64/CentOS-6.2-x86_64-bin-DVD2.iso
cd ../
sh ./mkdvdiso.sh centos62/ /home/download/iso/centos/CentOS-6.2-x86_64-bin-DLDVD.iso

確認

(1)は動作を確認した。
(1)CentOS-6.2-x86_64-bin-DLDVD.isoを使って仮想マシン上にCentOS6.2をインストールする
(2)CentOS-6.2-x86_64-bin-DLDVD.isoからDVD-R(DL)をつくり、実マシンにインストールする
参考:
CentOS(RHEL)のCD isoをDVD isoに変換