自己署名証明書(2)
~webブラウザに自己署名証明書をインストールする (Microsoft Windwos10)~

2020/1/15


Microsoft Windows10 + Google Chrome

自己署名証明書を「信用できるルート証明書」として簡単にインストールできたのがMicrosoft Windows10 + Google Chromeだった。
普段はMicrosoft Windowsは使わないが、ここでいろいろ試した結果に基づいて、Microsoft Edgeへ自己署名証明書のインストールを試みる。
自己署名証明書(通称「オレオレ証明書」)が「信用できるルート証明書」として安易にインストールできる事自体にかなり危機感を感じるのだが、セキュリティがガバガバだったお陰で泥沼化せずに済んだことに感謝している。
まだ自己署名証明書をインストールしていない。
「このサーバは正しいサーバです。安心してご利用ください」を保証する証明書がないので、 https://.../でアクセスしても「保護されていない通信」と表示される。
この「安心してご利用ください」と言っているサーバ自身がつくった証明書なので「オレオレ証明書」などと呼ばれている。「自分は正規のサーバです。自分が保証します。」と言っている段階で怪しくて詐欺的なニオイがプンプンが、私を信じる方だけ、作業をしてください。
保護されていない通信

使用しているGoogle Chromeはバージョン79.0.3945.117で、2020/1/14にインストールした。
Chromium(https://www.chromium.org/)ではない。
Google Chrome

「詳細設定」を選ぶ。
Google Chrome

「プライバシーとセキュリティ」が表示される。「証明書の管理」を選択する。
Google Chrome

証明書ダイアログが開く。「信頼されたルート証明期間」タブを選ぶ。
Google Chrome

「インポート」を選択して、証明書をインストールする。
Google Chrome

とても大事なことなので、「本当に証明書のインポートをするか」熟考する。
webserverからルート証明書を入手しておく。
心が決まったら、「次へ」をクリックする。
Google Chrome

ファイル名はすでに入手した証明書を指定する。
Google Chrome

証明書は「信頼されたルート証明機関」として登録する。
Google Chrome

オレオレ証明書が「信頼されたルート証明機関」としてインストールされました。
Google Chrome

「完了」をクリックすると、セキュリティ警告を表示する。「発行者が次であると主張する証明機関から証明書をインストールしようとしています」 オレオレ証明書だから本当にインストールするか確認があります。
「はい」をクリックするとオレオレ証明書をインストールします。
Google Chrome

オレオレ証明書をインストールしました。
Google Chrome

信頼されたルート証明機関に「webserver.takahashi.lab」が追加されました。
ついに・・・インストールしてしまいました。もしかしたら、イケないことをしたのかもしれません。
いまなら「 削除 」でなにもなかったことにできます。
Google Chrome

webブラウザでhttps://webserver.takahashi.lab/,https://192.168.xxx.xxx/にアクセスしてみましょう。
アドレスバーの表示は「保護されていない通信」が鍵マーク鍵マークに変わります。
「この接続ではプライバシーが保護されません」という失礼な表示はなくなり、index.htmlが表示されている。
Google Chrome Google Chrome

鍵マーク鍵マークをクリックすると、「この接続は保護されています」と緑文字で表示され、証明書には(有効)の2文字がみえる。
Google Chrome

「証明書」をクリックすると証明書の詳細が表示される。
「証明のパス」で「証明書の状態」をみると「この証明書は問題ありません。」と表示している。
オレオレ証明書なのにいいのか?
Google Chrome Google Chrome Google Chrome