Eclipse JEE Mars
2017/04/02
概要
EclipseにはEclipse IDE for Java Developers(eclipse-java)とEclipse IDE for Java EE Developers(eclipse-jee)がある。
eclipse-javaにTomcat pluginsを追加して、サーブレットやJSPを開発していたが、eclipse-jeeを試用してみた。
結論はつぎのとおり
eclipse-jeeはPleiadesで日本語化できる
eclipse-jeeでもJavaアプリケーションが開発可能 パースペクティブを切り替えるとEclipse-javaと同様の操作ができる
eclipse-jeeにはTomcat pluginsは不要 初期設定や操作手順が違うので注意が必要
サーブレット開発はeclipse-jeeの方が簡単 web.xml他自動生成される
Tomcat8.0をサポート Tomcat8.5はサポートしない。Eclipse Neonでは改善されていると思うが、未確認
Eclipse-jeeの使用は検討してよいと思う。
ダウンロード
つぎのものをダウンロードする。
install
現在の開発環境に干渉することがないよう、インストール先をつぎのようにする。
Eclipse Java EE
~/jee/eclipse
Eclipse本体
Pleiadesプラグイン
~/jee/eclipse/以下に展開
eclipse-javaと同じ
Eclipse workspace
~/jee/workspace
開発対象保存領域
Apache Tomcat 8.0
~/jee/apache-tomcat-8.0.42
apache-tomcat-8.0.42はtomcatにリンクする
mkdir -p ~/jee/workspace;cd ~/jee
tar xvzf ~/Downloads/apache-tomcat-8.0.42.tar.gz
tar xvzf ~/Downloads/eclipse-jee-mars-2-linux-gtk-x86_64.tar.gz
ln -s apache-tomcat-8.0.42.tar.gz tomcat
cd eclipse/
unzip ~/Download/pleiades.zip
echo "-Xverify:none" >> eclipse.ini
echo "-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar" >> eclipse.ini
動作確認
cd ~/jee/eclipse/
./eclipse -clean
メニューやメッセージが日本語になっていることを確認する。
「ようこそ」を閉じる。
サーブレットをつくる
メニューからファイル-新規-動的Webプロジェクトを選ぶ。
ターゲット・ランタイムから を選択する。
ランタイム環境のタイプをApache Tomcat v8.0にする。
「新規ローカル・サーバの作成」に をつける。
「Tomcat インストール・ディレクトリ」で
を選択してTomcatをインストールしたディレクトを指定する。
テキストボックスに を入力してもよい。
編集後、 を選択する。
プロジェクト名に を入力する。
編集後、 を選択する。
を選択する。
「web.xmlデプロイメント記述子の生成」に をつける。
を選択する。
プロジェクト・エクスプローラに「myServlet」が追加される。
メニューからファイル-新規-サーブレットを選ぶ。
javaパッケージ 、
クラス名 を入力
これ以外はデフォルト値を使用する。
URLマッピングほ変更することができるが、いまはこのままにする。
を選択する。
doGEt,doPostに をつける。
サーブレットの骨組みができた。
ここにコードを追記する。
response.getWriter().write("\n");
response.getWriter().write("Hello Servlet\n");
下ペインで「サーバー」タブを選択
「ローカルホストのTomcat v8.0サーバー」でマウス右クリックし、「追加および削除(A)...」を選ぶ。
左ペインでmyServletを選択し、 を選択する。
myServletが右ペインに移動する。
を選択する。
「ローカルホストのTomcat v8.0サーバー」でマウス右クリックし、「開始(S)」を選ぶ。
下ペインで「サーバー」タブ中で
「ローカルホストのTomcat v8.0サーバー」が[指導済み,同期済み]になる。
下ペインで「コンソール」タブを選択
Tomcatが起動し、最後の行が「Server startup in xxx ms」になる。
メニューバー の にマウスカーソルを合わせると「実行 HelloServlet.java」が表示される。
をクリックし、「HelloServlet」を選択する。
「HelloServlet」が表示されない場合は、
メニューから実行-ヒストリーの実行-HelloServletを選択する。
Eclipse上にサーブレット(実行)が表示される。
アドレスバーを見て をメモする。
webブラウザで動作を確認
URIはさきほどのメモ(http://localhost:8080/.....)
サーバを停止するには、
「ローカルホストのTomcat v8.0サーバー」で右クリックし、停止を選ぶ。
[参考]
ろば電子が詰まっている Eclipseでサーブレット開発環境を作る(Tomcat編) http://d.hatena.ne.jp/ozuma/20130427/1367073843