install(RaspberryPi Zero/Raspbian Buster)

2019/11/15,2019/12/4

Raspberry Pi ZeroW

Raspberry Pi2B/3B/3B+はあるが、Zeroはまだ使ったことがない。
メモリが少ないとか、CPUがシングルコアとか、クロックが遅いとか、いろいろあるらしいが、サイズと価格的に一度は使ってみたい。

項目	PiZeroW	Pi3B+
外観
CPU クロック	ARM1176JZF-S(ARMv6 Single Core) 1GHz	ARM Cortex-A53(ARMv8 64bit)Quad Core) 1.4GHz
メモリ	512MB	1GB LPDDR2
USBポート	microB(POWER) microB(USB2.0 汎用x1)	microB(USB2.0 汎用x4)
Video Out	Mini HDMI	HDMI
NIC Wifi	[有線]なし [無線] 802.11 b/g/n wireless LAN,Bluetooth 4.1,Bluetooth Low Energy (BLE)	[有線]Gigabit Ethernet over USB 2.0 (Max.300 Mbps) [無線]2.4GHz and 5GHz IEEE 802.11.b/g/n/ac wireless LAN, Bluetooth 4.2, BLE
電源	5[V]1.2[A]	5[V]2.5[A]
サイズ	65[mm]x30[mm] 9[g]	85[mm]x56[mm] 45[g]

PCで作業

Raspbianイメージの取得とマイクロSDカードへの書き込みはPCで行う。

Raspbian Pi財団(https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/)よりRaspbianイメージ「RASPBIAN STRETCH WITH DESKTOP」をダウンロードする。
Raspbianイメージ「2019-09-26-raspbian-stretch.zip」は1.2GBくらいあるので、しばらく放置。
Raspbianイメージを展開し、マイクロSDカード(/dev/sdx)に書き込む。
マイクロSDカードのデバイス名はdmesgなどで調べておく。
```
unzip 2019-09-26-raspbian-buster.zip
dd if= 2019-09-26-raspbian-buster.img of=/dev/sdx bs=32M
sync;sync;sync
```

Raspbian起動

ここから先はRaspberry Pi ZeroWで作業する。手順はRaspberry Pi3と同じ。マイクロSDカードをRaspberry Pi ZeroWに装着して、Raspberry Pi ZeroWを起動。
MACアドレスがわからないので実験室のネットワーク(Wifi)に接続できない。
ネットワークのこととかアップデートするかとかいろいろ聞かれるが、すべてskipする。
最低限の設定をして、ターミナルが使えるようにする。
ターミナルを開いて、MACアドレスを調べる。

ip a

必要に応じてDHCPサーバへMACアドレス他を登録する。
Wifiで接続できたことを確認し、アップデート他をする。

時刻を設定

時刻がズレているので、chronyをインストールする。

apt install -y chrony
#time serverとの時刻差を確認
systemctl status chrony;chronyc sources

不要なツールを削除

GeanyとかThonny Python IDE等不要ツールは削除する。

apt remove -y geany thonny

日本語フォントとツール群を追加

日本語フォントとしてIPAフォントをインストールする。

apt update;apt upgrade -y
apt install -y fonts-ipa* fonts-vlgothic ibus-mozc eog gedit
apt install -y libreoffice-impress libreoffice-l10n-ja

swapを増やす

スペックがスペックなので(ちょっと前まで使っていたサーバよりははるかによいのだが)、大きくを期待してはいけない。だが、スワップ領域が少なすぎる気がする。

free -m
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:            432          85          63           1         284         287
Swap:            99          45          54

/etc/dphys-swapfile 中のCONF_SWAPSIZEを修正し、dphys-swapfileを再起動する。

修正前	修正後
CONF_SWAPSIZE=100	CONF_SWAPSIZE=2048

free -m
systemctl restart dphys-swapfile
free -m

Swap領域が2GBに増えた。

root@raspberrypiZeroW:/home/pi# free -m
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:            432          85          62           1         284         287
Swap:            99          45          54
root@raspberrypiZeroW:/home/pi# systemctl restart dphys-swapfile
root@raspberrypiZeroW:/home/pi# free -m
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:            432         124          36           6         272         244
Swap:          2047           0        2047

Bluetooth mouse and keyboard

つながらない・・・

Raspberry PiZeroW	Raspberry 3B
MACアドレスは表示するが、デバイスの種類がわからない。mouseとかkeyboardとかの表示ではない。	(LANに有線接続)

試行錯誤しているうちにわかったことは

RaspberryPi3B+(wifi:5GHz)ではBluetoothでマウスもキーボートも使える
RaspberryPi3B(有線接続)ではBluetoothでマウスもキーボートも使える
RaspberryPi3B(wifi:2.4GHz)ではBluetoothでマウスもキーボートが使えたり使えなかったりする。
有線からwifiに接続を変更すると、最初は使えるが、しばらくすると使えない。
RaspberryPiZeroWではBluetoothでマウスもキーボートも使ない。
使えるBluetoothマウス・キーボートもある。
Bluetoothにこだわらないなら専用ドングルを使うマウス・キーボートが選択できる。

ということで、wifi(2.4GHz)とBluetoothを同時に使うことが問題らしい。
RaspberryPiZeroWでwifiをoffにしたところ、あっさり解決した。

キーボートはTK-FLP01とTK-FBM023があるが、TK-FBM023を指定した。

残念なマウス(BSMBB21S)とキーボード達(TKFLP01,TKFBM023)

ふたつ折りできるTK-FLP01
これはこれで便利なのだが・・・残念

Re:Bluetooth mouse and keyboard

追記2019/12/4

wifi(2.4GHz)とBluetoothを同時に使ってみました。 Bluetoothデバイスに依存するようです。

Bluetooth Optical Mouse(BlueM-BT12BRBK)とキーボード(TK-FBP100WH)はペアリングできました。		マウスは赤・黒、キーボードは白・黒がありましたのでも色違いも買いました。 Raspberry PiZeroW2台分にします。
Bluetoothを使わない選択もあります。専用のドングルを使います。unifyingではありません。ロジクールMK240Nanoは使用できました。	unifying接続のMK275も使用できました。 MK275(M270)はキーボードが大きくなります。 Bluetooth接続ではないので、Bluetoothデバイスには表示されません。