Thunderbird

2006/12/20,2007/3/23,2009/11/24


インストール

yumでインストール
su-
yum install thunderbird
インストールが完了するとGNOMEメニューにThunderbird Emailが追加される。
メニュー

最初の設定

GNOMEメニューからThunderbird Emailを起動する。
いちおう枠は表示された。
手順1

初めて使うときはいろいろと設定が必要になる。
はじめにメールアカウントを作成する。
手順2

自分の名前とメールアドレスを入力する。
手順3

メールサーバをサーバ名で指定する。同一ドメイン内であればドメイン名は省略できる。IPアドレスで指定してもよい。
送信サーバは受信サーバと同じことが多い。
手順4

ユーザIDを入力する。
手順5

アカウント名を入力する。
アカウントはThunderbirdで取り扱うユーザを識別子するためのものなので、ユーザが任意に決めてよい。短い方が使い勝手がよい。
手順6

以上の設定について確認
手順7

を押すとThunderbirdの設定は終了する。
手順8

メールサーバにアクセスするためにパスワードが必要になる。次回からパスワードの入力を省略したいときは、
パスワードマネージャでこのパスワードを保存する。
にチェックマークを入れる。
手順9

パスワードを保存する際には、それなりの注意が必要です。よく考えて使用してください。
手順9-2

正しいパスワードを入力すると、メールサーバからメールを受け取ることができる。
手順10

メールの振り分け

メーリングリスト等に参加していると、メールの自動振り分け機能が欲しくなる。
Thunderbirdは、自動振り分け機能を「メッセージフィルタ」として装備している。
メッセージフィルタは、Thunderbirdのメニューの中のツールにある。
準備

を選ぶ。
手順1

フィルタ名にはメーリングリスト名を入れるとよいでしょう。
振り分けの条件(subjectにxxxxを含むとき)と動作(xxxのフォルダにメッセージを移動する)を指定し、を選ぶ。
手順2

いま作ったフィルタがフィルタの一覧に追加された。フィルタを選び、を選ぶ。
手順3

フィルタリングされたメールがフォルダに入っている。
手順4

メ〜ルが届きました

Thunderbirdでは、メールが届いたときに、「システムの新着メール通知音」がでる。何かのアラームのようでよろしくない。
メールが届いたのだから「メールが届きました」といってほしい。
以前から使用しているwavファイルに「新しいメールが届いています」を通知音として設定する。

通知音に関する設定は、Thunderbirdのメニューの中の編集−設定にある。
準備

Thunderbirdの設定ダイアログの中に「一般」タブを選ぶ。新着メッセージの通知で、詳細設定を選ぶ。
手順1

新着メールの通知音ダイアログで、
ユーザの設定.wavファイル(C)
を選ぶ。
手順2

新着メールの通知音を決定する。
手順3

で通知音を確認する。
を選ぶと設定は終了する。
手順4

spam対策

spamメールには頭が痛い。フィルタで振り分けても良いが、振り分けのルールを追加が必要になる。
Thunderbirdでは、適当に処理する機能が付いている。始めはどーしようもなく賢くないが、トレーニング次第で使いものになるかもしれない。
迷惑メールフィルタは、Thunderbirdのメニューの中のツールにある。
準備

迷惑メールの扱いに関する注意はよく読みましょう。
手順1

迷惑メールの扱いについて、設定します。
手順2

最初は、受け取ったメールひとつひとつについて、迷惑メールボタンを押して、迷惑メールマークを付けていきます。
2〜3日するとかなりの迷惑メールを自動的に処理してくれるようになります。
迷惑メールとして処理したものの中に大切なメールが混ざっているかもしれません。迷惑メールフォルダのなかも確認しましょう。
手順3

分割ファイル

  1. 分割された添付ファイルはすべて「名前を付けて保存」する。結合する順番がわかるような名前(01,02,...)を付ける。
  2. 最初のファイル(01)から本文を削除する。------=_NextPart_xxx_xxxx....以降を残す。末尾に改行が複数ある場合は改行を削除する。
  3. 添付ファイルを正しい順番に結合する。
    cat 01 02 > tmp
  4. uudeviewでデコードする。-iオプションをつけると細かい質問を省略して、一括変換する。
    uudeview -i tmp
  5. 添付ファイルが日本語である場合、ファイル名が文字化けすることがある。
    uudeviewのメッセージを見ながらファイル名を指定することができる。
    $ uudeview tmp 
    Loaded from tmp: '' (第5回委員会議事録.doc): 第5回委員会議事録.doc part 1   Base64
    Loaded from tmp: '' (巡視(10月).pdf): 巡視(10月).pdf part 1   Base64
                                                                          
    Found '第5回委員会議事録.doc' State 16 Base64 Parts 1 OK  #tmpに含まれるファイルの一覧
    Found '巡視(10月).pdf' State 16 Base64 Parts 1 OK                 
    
      -rw-r--r-- 第5回委員会議事録.doc is OK   [d] (?=help) r #ファイル名を変更(rename file)
    Enter new filename: 第5回委員会議事録.doc                 #ファイル名を指定 指定しない場合はSJISの「第5回委員会議事録.doc」---ファイル名が文字化けする
      -rw-r--r-- 第5回委員会議事録.doc is OK   [d] (?=help) y #y,d,x,改行いずれでもよい
        File successfully written to /home/nao/Desktop/maildiv/第5回委員会議事録.doc
      -rw-r--r-- 巡視(10月).pdf is OK   [d] (?=help) r
    Enter new filename: 巡視(10月).pdf
      -rw-r--r-- 巡視(10月).pdf is OK   [d] (?=help) y
        File successfully written to /home/nao/Desktop/maildiv/巡視(10月).pdf
    2 files decoded from 1 input file, 0 failed                           
    
  6. 作業ファイルtmp,01,02は不要なので削除する。